参人間堂が生み出した言葉たちです。


[動詞]

思想や志向を出発点とし、完成や成果を目的とせず、
「どのように在るか」「どの方向を選び続けるか」を問いながら、
表現や行為を世界に立ち上げていくこと。

志造は、感情や衝動を外へ吐き出す「表現」とは異なり、
意志によって方向づけられた態度である。
作品が完成しなくとも、失敗に終わったとしても、
志が保たれている限り、その過程は志造である、と言える。

参人間堂において志造とは、
思想と形式、倫理と方法、志と流通の関係を問い直しながら、
人間の営みを肯定するための実践を指す。

漫画表現で具体的に言うと、
まず思想や哲学があり、
それにより脚本や絵柄を含む演出、キャラクター造形を志造する、
という考えになる。

用例:
「今回の制作は、志造の精度を優先した」
「未完成だが、志造としては間違っていない」
「この漫画は今までの中で一番志造できたと思う」


[名詞]

思想に基づいて志造された漫画表現。
劇(ドラマ)を描く「劇画」に対し、
表すべき思想を起点として構築される漫画の在り方を指す。

※「表画的」という形容で用いられることが多い。